謙虚さ

先日、クリニックの事務さんと電話でこんなやりとりがありました。コロナの助成金を受けるために処方箋に書いてほしいコメントがあり、クリニックに電話をかけてお願いしました。そのお返事が「この患者さんは該当しません」でした。僕は「なぜ?前例がないから?ダメな理由がわからない!」と少し強い口調で食い下がりましたがダメの一点張りでした。電話を切ってからも納得できず悶々としていました。そのあと配達で自転車に乗っていたら、ふと自分の解釈が間違っていたことに気付きました…が、時すでに遅し。「あぁ、あんな口調で間違ったことを言ってしまった」と後悔。「謝るべきか、謝るの嫌だな」「でも相手はもうそんなこと気にしてないからもうほっとこう…」「FAXで謝罪文を送ろうか」などいろいろと考えが頭をめぐりその晩眠れずに朝を迎えました。翌朝、薬局のスタッフに「昨日こんなことがあったんだけどどう思う?」と相談したところ「誤りの電話入れましょうよ」と即答で後押し。電話で話す文面を作成し、少しの緊張と大きな情けないの気持ちで電話しました。電話口でクリニックの事務さんは冷静に大人の対応をしてくれました。

夜、高1の息子に「今日こんなことがあった」と話したら「自信と確信を持った上で尚且つ謙虚な対応が一番いい」と言われました。まったくそのとおりだと思いました。僕が「電話しようかどうしようか」とウジウジしていたところに背中を押してくれた同僚に感謝。僕の仕事に対する取り組み方に大きな影響をあたえた出来事でした。

はいたつ薬局

宝塚市売布にある”ほぼ在宅専門薬局”です。 患者さんのおうちにお薬をお届けします。 ケアマネージャーさん、訪問看護師さん、 ヘルパーさん、いつでもご連絡ください。 tel 090-1598-8122 〒665-0852 宝塚市売布2-9-13

0コメント

  • 1000 / 1000